夜の衣をかへしてぞきる

春を待ち侘びながら君のこと考えてた

SixTONESのHysteriaの歌詞を勝手に解釈してみた

 

▶Hysteria

【名詞】ヒステリー、病的興奮

 

さらに詳しい記述のあった日本語word netによると

1過度の抑制できない恐れ

2暴力的な精神的動揺状態

3暴力的な感情の爆発と感覚機能と運動機能の障害が特徴的な精神症状

 

 

そして、SixTONESの楽曲

 

2017年の少年たちで披露されたJAPONICA STYLEでオタクがバタバタと倒れ「扇子が…布が...」という遺言を残して死んでいったこともまだ記憶に新しいのにもう2018年の少年たちがきてしまったんですよ。

 

初日以降のレポからは英語詞多めで赤西楽曲っぽい雰囲気ってことが伝わってくるけどいかんせん新衣装のインパクト()でいまいちどんな曲かわからないまま日生劇場に向かったら案の定圧倒されて帰ってきました。

 

JAPONICA STYLEを見た衝撃が息をのむというか、息をすることを忘れてしまうものに対してHysteriaは息を詰める息を殺すというか...

「ヒステリー」というその曲名の通り興奮や劣情は確かに感じるのにどこか静謐で、「2人」以外はいない世界をのぞき見していて必死で身を潜めているような感覚に襲われました。

 

とりあえず不倫か浮気か報われない恋みたいな内容を歌っているっぽいけど何!?

一体この雰囲気は何!?!?

早く公式の歌詞を!!!!!!!

 

ってずっっっっっと思っていたので我らが少クラで公開された今、自己満歌詞解釈始めます!(いつものことながら妄想がはなはだしいので苦手な方はお戻りください。)

 

まずは公開された歌詞の全文を

Hysteria

 

I've been looking for ya, Wanna ge to know ya

Wanna be your men, I need your lovin', lovin', lovin'

Baby, I just wanna take you away, 一人きりじゃFeeling so blue

Alright, いつでもCallin' your name

 

I got you baby, Let's take it so slow 深まっていくBlack night

いくら君を忘れようとしても I just can't leave you alone, Ah

目と目が合えば You give me butterflies

だから君以外 Uh 欲しくない, All that I want

 

肌に触れたyour lips So red

I just can't get enough その甘いFlavor

 

いつも Missing you Missing you

Give me a Give me a green light

離さないで Coz you drive me crazy

 

Hysteria

Will you be mine? Be my SixTONES Wow Wow

 

Girl, Just let me hold ya, Kiss me like your lover

We'll never be friends, We keep on freaking, freaking, freaking

Baby I just wanna see you again, その瞳がmake me insane

Alright, 染めてく My world in pink

 

So listen baby, I'll break it down 何度だってRound&Round

夜の闇を探すけれど Your love will never be found, Ah

二人の部屋はまるでParadise

見え透いた未来, Uh 望まない All that I need

 

溺れてみたい Your tears, Your lies

I wanna get you now 滲んでく Make up

 

今も Digging you, Digging you

見えない Yellow light, Yellow light

そうやめないで Cuz you drive me crazy

 

Hysteria

Will you be mine? Be my SixTONES Wow Wow

 

So beautiful, 熱く溶けるほどに Give me your love

I just keep falling for you, Can't get you out of my head

伏し目がちな Your smile もう二度と戻れない

今も Lost in your eyes...

 

Hysteria

Will you be mine? Be my SixTONES Wow Wow

Will you be mine? Be my SixTONES

 

 

 最初に日生劇場で聞いた印象としては菊池風磨くんrougeにちょっと雰囲気というかストーリーが似てるんかなとなんとなく感じていました。でもHysteriaのほうが仄暗くて堕ちてる感じがすごく強い… 

 

歌詞を把握しても割とこの第一印象は崩れなかったので私はこの曲は相手のいる女性への抑えきれない想いを歌っているのだと考えます。

彼女にとっての1番は他にいることは分かっていながらも焦がれて、求めて、どうしようもなく堕ちていこうとしてる。という設定で歌詞を和訳(個人の主観による意訳です...)しながら追っていきます!

 

I've been looking for ya, Wanna ge to know ya

Wanna be your men, I need your lovin', lovin', lovin'

「君をずっと探してたんだ、知りたいんだ」というのはなんとなく「君」という個人というより「愛したい・愛せる人」を彼は探してたんじゃないかなって思います。虚ろな、光のない瞳をしてふらふらしていた彼が「手に入れたいもの」を見つけて溺れていく様子をイメージしました。だから「君のオトコになりたくて、君からの愛が満たされるために必要なんだ」と。

 

 

Baby, I just wanna take you away, 一人きりじゃFeeling so blue

Alright, いつでもCallin' your name

だけど君にはもう相手がいて...でもそんな理由で抑えられる訳なんかなくて「ただ君を連れ去りたい。だって一人きりじゃ憂鬱だから」

 

そしてこの「一人きり」というのはもちろんストレートに彼を表していてもいいけれど彼女に対する形容詞っぽいなと私は感じました。彼氏もしくは夫はいるのだけれど浮気をされていてそれに彼女も気づいているのかなって勝手に妄想しています。

一人きりじゃ寂しいだろ?一緒に堕ちてしまおうよ、と手を引いて「いつでも君の名前を呼んでる」からという彼。

 

I got you baby, Let's take it so slow 深まっていくBlack night

いくら君を忘れようとしても I just can't leave you alone, Ah

そんな彼の手をとった彼女に「やっと君を手に入れたんだからゆっくり楽しもう」と告げ深まっていく闇夜。深まるBlack nightは物理的な夜だけじゃなくて二人の暗い関係も表現する効果も持ってそう。

 

そんな夜を過ごしたけれどやっぱり許されない関係だし、君は元の生活に戻っていくから忘れようとするものの「君を一人にはしておけない」

 

目と目が合えば You give me butterflies

だから君以外 Uh 欲しくない, All that I want

Butterfliesで胸がどきどきする、という意味も持つようなのでここではその意味でとると解釈しています。世間体だとかそんなものは関係ない、「欲しいのは君だけ」なんだ、と。

 

肌に触れたyour lips So red

I just can't get enough その甘いFlavor

そして一度君を手に入れてしまったら、蜜の味を知ってしまったら「足りない」、もっと、と際限なくその甘さを求め続けてしまう...

 

いつも Missing you Missing you

Give me a Give me a green light

離さないで Coz you drive me crazy

「いつも君に会いたくてたまらない、君の存在が欠けているんだ」

「green light=青信号」と捉えて、この許されない道をすすむ許可をくれよ。

「離さないでよ、だって君が僕を狂わせるんだ」狂わされるけど、だからこそ離さないでほしいというところに切迫感が滲んでる。

 

Hysteria

Will you be mine? Be my SixTONES Wow Wow

病的なまでの抑えきれない君へ想い

僕のものになってよ

はあ~!「俺にしとけよ」ってよく少女漫画にあるじゃないですか?あれの全っっっ然爽やかじゃないバージョンだと思ってます!!僕のものになれと言いながら絶対二人の未来のことなんて考えてない。刹那的にただただ今が満たされればいいと思ってそう...

 

Girl, Just let me hold ya, Kiss me like your lover

We'll never be friends, We keep on freaking, freaking, freaking

タナカジュリの天才パート。ここを田中樹に歌わせた人が文句なしのMVP。金一封の授与待ったなし。

「抱きしめさせてよ、愛する人にするように口づけてよ」

個人的に「”like" your lover」なのがすごくしんどいです...

be my girlと彼女のことを手に入れたいと願いながらも本物のloverにはなれないことに薄々と気づいてる。

君に執着して愛して焦がれてるのに本気で奪って真正面から恋人にはなろうとしてない彼の姿勢が所々から感じられて、それがこの曲の危うさというか背徳感というか薄暗い雰囲気につながってるのかなって思ってます。

 

「僕らは「友達」なんかには決してなれない。一緒に狂っていくんだ」

ずっとIの一人称で語っていたのにこのパートだけはWeなんですよ。独りよがりに彼女に執着していたように見えてたけど結局彼女も一緒に堕ちていく...

 

そしてFreakingのFreakには「麻薬などで幻覚症状を起こす、興奮する」という意味もあるらしく「君」の存在が麻薬だったともとれるし、この気持ち麻薬の作用による一時的なニセモノだったともとれるしたまらんワード...

 

Baby I just wanna see you again, その瞳がmake me insane

Alright, 染めてく My world in pink

「もう1度君に会いたい」このフレーズが割と疑問に残ってます。二人の関係は現在進行形なのかと思っていたけど「wanna see you again」ってもう会えないの?

 

単純にいつだって会いたいから別れてもすぐ会いたくなるってことかなとも思うけど、彼が惹かれたのは堕ちてしまった彼女じゃなくて愛する人がいて、ただその人に愛されたいと思っていた頃の彼女なのだとしたらその「君」にもう一度会いたいの?

難しい~~~!!!

そしてまたFreakにちかいワードの「Insane(正気でない、狂気の)」が出てくる。

 

「ピンク色に染めていく」このピンクは性的な、恋愛的なイメージを表現しているんだと思うんですがピンクにこのイメージを持つのは日本の感性みたいです。英語では若さや活力のイメージでthe pinkで最高状態、極致といった意味も持つそう。

 

So listen baby, I'll break it down 何度だってRound&Round

夜の闇を探すけれど Your love will never be found, Ah

「break down=壊す、(反対・敵などを)圧倒、鎮圧する」で君と彼の関係なんて、君の迷いなんて、世間の反対なんて壊してしまうから。もしくは前の「listen baby」を受けて「分かりやすく噛み砕いて言う」で君に自分との関係を納得させて受け入れさせると考えてもいいかな。

 

それを「何度だって繰り返す」と言っているけどRound&Roundで結局ぐるぐると回っているだけで関係が前に進むことはないことを予感させて来る...

 

さらに「君の愛は決して見つからない」でI can't findとかyou won't showではなくて「will never be found」なとこが救いようがないし、探すのも「夜の闇」の中なところが二人の関係の象徴的に思いました。

 

二人の部屋はまるでParadise

見え透いた未来, Uh 望まない All that I need

「二人の部屋はまるで楽園のよう」だけどきっと楽園のようなきれいな幸せなものじゃないし、二人の関係に上手くいく未来なんかないことは分かりきっているけど、そもそも未来なんて望まず今、「君が必要」なのかな。本当に刹那的で欲望に忠実で、無責任。前に出てきたwantより強いneedが使われていていよいよ「Hysteria」が進行していそう...

 

もしくはParadiseをエデンの園と訳すとより二人の関係の禁断っぽさが出そう。

 

溺れてみたい Your tears, Your lies

I wanna get you now 滲んでく Make up

君が彼を思って流す涙や、僕に告げる「好き」だという嘘にも溺れてしまいたい、とにかく今、君を手に入れたいと手を伸ばすけど君は涙を流して化粧が滲んでいく。ってイメージ?

 

女の子が奔放な人だったら「あなただけよ」とか「愛してる」がyour liesになりそうだけど個人的にちょっと違うかな?って思ったのでこの「嘘」がどんなものなのか気になりました。

 

うわべだけの「好き」とかではなく「私は彼と幸せなの」なんて強がる嘘もあり?その解釈でいくとMake upもただ化粧そのものではなくて寂しさとかを覆って取り繕っていた存在になってきそう。「僕」は彼女の愛が手に入らないと嘆いているけれど、彼女も「僕」に出会ってしまったがゆえに今まで自分自身をだましていた仮面がはがれてしまったのかも。

 

今も Digging you, Digging you

見えない Yellow light, Yellow light

そうやめないで Cuz you drive me crazy

dig you=realy like youという意味にもなるそうなので「今も君のことが好きなんだ」あるいはdigを「探す」ととって「今も君のことを探してる」

 そしてYellow lightは黄色信号で二人の関係に対する警告も見えない 、むしろ見ないふりをしていそう。

 

So beautiful, 熱く溶けるほどに Give me your love

I just keep falling for you, Can't get you out of my head

君からの愛は決して見つからないと言っていたのにまだ「Give me」って求めてる。

「ただただ君に夢中になり続けてる、君が頭から離れない」

このパートだけ切り取ればただただ純粋に情熱的に君を求める片思いなのに...

 

伏し目がちな Your smile もう二度と戻れない

今も Lost in your eyes...

ここでyour smileって「君」の描写も入れてくることで「戻れない」のが僕だけじゃなくて「二人の関係」なのかなって思わせてくる。

「Lost in~=~に夢中になって我を忘れてしまうような状態」を指すので君の瞳に魅せられているんだ、ってことになるはず。 

 

 

 

Hysteriaって題に加えてcrazy、freaking、insaneってワードがちりばめられてることで病的で狂気的なまでの「君」への執着を感じてゾッとさせられる...

 

 

そしてこの関係が歪んでることを分かってはいるけれどとにかく今、君を手に入れることだけを望んでる「倫理観?世間体?常識?そんなのどうでもいい!」って考え方とそこはかとなく漂うダーク感がなんとなくジャニーズWEST さんのCHO-EXTACYの雰囲気と似てるなって感じました。

EXTASY(絶頂・恍惚)でまあ普通のエロかっこいい魅せる曲だと思ってたけどSじゃなくてCでクスリの意味だと知って驚愕!最高にぶっとんでて大好きになりました。

 

 

以上長々と歌詞を追って考察してきた結果やはり狂気的に、我を忘れて「君」を求める男の歌だと思っているんですが、上記では男目線ですべてとらえた歌詞の一部のフレーズが女の子の目線からだとすれば少し雰囲気が変わると思いませんか...?

 

Give me a Give me a green light

離さないで Coz you drive me crazy

 

Baby I just wanna see you again, その瞳がmake me insane

Alright, 染めてく My world in pink

 

見えない Yellow light, Yellow light

そうやめないで Cuz you drive me crazy

離さないで、やめないでと言うのは彼女のほうだとしたら結局「Hysteria」だったのは二人ともなのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

相変わらず長い記事にお付き合いいただきありがとうございました。

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